人間は普段の生活の中で知らず知らずのうちに骨盤に負荷をかけており、その結果骨盤が歪むといった症状が現れる事に繋がってしまいます。
骨盤は4つの重要な役割を担っていますので、その中でひとつでも機能しなくなると、人間は活動することが困難になります。
立っているときに上半身を保持する役割
座った時に上半身を支える役割
常に内臓を守る役割
そして、歩くときの役割となっています。
骨盤は背骨と太ももの骨である大腿骨を繋げています。
そして立っているときに上半身と下半身のバランスが取れるように働いているのですが、この時に骨盤が歪んで正しい位置にない場合には、そのバランスが崩れて重心がずれてしまいます。
重心がずれた状態では、正しい姿勢が取れなくなり、正しく足を運ぶ事が出来なくなるために、О脚やX脚になってしまいます。
骨盤は4つの骨から成り立っていますが、座った時に上半身を支えているのはその骨のなかのひとつである坐骨だけです。
それもその骨のたった2点だけで支えています。
もし座った時に足を組んだり姿勢を崩したりすると、その支えている点が1点だけとなり骨盤には負担がかかります。
そのような動作が骨盤の歪みの原因にも繋がりますし、歪んだ骨盤で座った時にはバランスを取ろうとして余計骨盤に負担をかける事になります。
内臓はお腹の中で筋肉によって支えられているだけで、その重さは骨盤が支えています。
骨盤が正常であれば、内臓を正しい位置に留めて正しく働けるようにサポートしていますが、歪んだ骨盤では正しい位置に留めておくことが出来なくなり全体が下腹部に下がってしまいます。
そうなると内臓の機能が低下したり、見た目にも下腹部が膨らむようなポッコリお腹の原因となります。
太ももの骨である大腿骨は骨盤と繋がっています。
歩くとき、骨盤は脚がスムーズに運べるようにサポートしてくれます。
また、歩いた時に地面から足に伝わる衝撃を骨盤で吸収して上半身を守ってくれています。
骨盤が歪んだ状態では、歩きがぎこちなくなったり、歩いた時の衝撃が上半身に伝わって背骨や内臓や脳にダメージを与えてしまいます。
このように骨盤には、非常に重要な役割があります。
骨盤が歪むとスタイルが悪くなるだけではなく、様々な不調を招くきっかけにもなりかねません。
歪んだ骨盤はできる限り早く矯正する事が望ましいのです。